Monk's Casino
Intakt records CD100

『 Alexander von Schlippenbach/Monk's Casino 〜 The Complete Works of Thelonious Monk 』

アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ(p)/アクセル・ドナー(tp)/ルディ・マハール(b-cl)/ヤン・ローダー(b)/ウリ・イェネッセン(ds)

作曲:セロニアス・モンク
編曲:アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ/ルディ・マハール/アクセル・ドナー
録音:2003.6.19,20/2004.2.24.25 ベルリン “A-Train”

これは単なるモンク作品集ではない。モンクの全曲を一回のコンサートで演奏するという前代未聞のプロジェクトなのだ。CD1枚が1ステージ、3ステージなので3枚組。欧米ではかなり話題になり、3枚組にしては異例の7000セットのセールスを既に上げたとか。ここには数年に渡る試行錯誤を重ねた結果がある。フォームを重視し、アレン ジはどのようなシクエンスで演奏するかに主眼を置いたというが、それはリハーサルを繰り返す中で徐々に練り上げられたもので、グループワークの帰結点といえる。逸材ルディ・マハール、ヨーロッパ即興音楽シーンの最注目株アクセル・ドゥナー、メンバーも今が旬のミュージシャン揃い。≪ルビー・マイ・ディア≫のように作品中で別の曲が同時に演奏されていたり、シュリッペンバッハがトランペットを吹いたトラックがあったり、といった仕掛けも。ルーレットさながらに、iPodに入れてシャッフルしたらどうなるかなどと不埒なことを考えてしまったのもモンクス・“カジノ”ゆえ。 JT (横井一江)

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