ECM/ユニバーサル UCCE-1071 ¥2,548

『ニック・ベルチュ/ストア』

ニック・ベルチュ( p, Fender Rhodes) シャー(b, bcl) ビョーン・メイヤー(b) カスパー・ラスト(ds) アンディ・プパート(per)

1.モジュール 36 2.モジュール 35 3.モジュール 32 4.モジュール 33 5.モジュール 38_17

録音: 2005年5月 スタジオ・ラ・ビュイッソンヌ、フランス
エンジニア:ジェラール・ド・アロ
プロデューサー:マンフレート・アイヒャー

録音技術が作品のサウンドを造り上げたと信じて疑わない。指で弦をはじくピアノの音、ピアノの音の発生から減衰する響きの彩りの音、これらはオンマイクが拾った特有の音であり、魅力ある響きとして聴かせるテクニックである。弾き手も録り手も、おたがいに結果を承知してのことと思う。ドラムスのキックの超低域の響きも録音で造り上げた音。音楽そのものは自然派だが、陰には録音の手段が大きく関わっている。このサウンドをライヴで、同じように聴かせることはできるのだろうか。来日のライヴを聞き逃したことが悔やまれる。もし、同じサウンドが会場を包み込んだとしたら、私は、凄く大切な情報を失ったことになる。どのようにしたら、あの様なサウンドが造れるのか、私は、そのエンジニアの腕に嫉妬している。ジャズ・サウンドは「かぶり」の音も音楽と、言い続けている私だが、「浪人」には、アイソレーションをしっかりと計算した録音でしか得られない音の世界があることを、知らされた。
何度、聴いてもエンジニアの職人技だけではない、音楽への畏敬があってのことと、思えて仕方がない。JT (及川公生)

*『ニック・ベルチュ/ストア』 CDレヴュー
http://www.jazztokyo.com/newdisc/komado/store.html
*ニック・ベルチュ・ライヴ・レポート
http://www.jazztokyo.com/live-report/v110/v110.html
*ニック・ベルチュ・インタヴュー
http://www.jazztokyo.com/interview/v48/v48.html

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