intoxicate INTD-1010 ¥2,600(税込)

『鈴木正人/Unfixed Music』

1.Mist Goes Out 2.El Hombre Dorado   3.Hide-Covered Trunk   4.A Tone Of Black   5.A Giraffe Has Some Melancholy   6.Circus Act   7.Tiny Notes

鈴木正人( b)外山明(ds)内橋和久(g)芳垣安洋(ds)青木タイセイ(tb)塩谷博之(cl、sax)青柳拓次(Vo)UA(vo)

鈴木正人は、昨今UAのバックやボニー・ピンクのアレンジ/プロデュースといったポップ畑で活躍しているものの、現在の日本の若手ジャズ・ベース奏者としても圧倒的な実力を持っていると僕は思う。というか、鈴木はリトル・クリーチャーズというアヴァン・ロック・バンドでキャリアを積んできたが故にプレイヤーとしてスポットが当たる機会が少なかったというのが正確なニュアンスだ。そんな彼は小沼ようすけやコンボピアノのステージで時々実に抑制の効いたウッドベースを聴かせてくれていたのだが、遂にベース奏者として完成させた初ソロが本作である。
鈴木のベースの魅力を一言でいうなら、どんな複雑なフレーズも確かなテクニックとジャストなタイム感で "整理・整頓"されているように聴かせてしまう所。奏法にアクがない分、彼がサウンド全体に思考を巡らせていることが伝わってくる。アルバム題こそ"Unfixed"だが、一点の曇りもない音楽だ。
ビル・フリゼールやマーク・ジョンソンのECM作品を彷彿とさせる、過激なインタープレイの隙間に差し込むセンチメンタルな陰りを持つメロディ。アレンジャーとしての才を感じる、ニューオリンズ風からアンビエント調まで多彩な楽曲。本盤に収められているサウンドの総てが瑞々しい。JT (今村健一)

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