●1/03 『ハーブ・スニッツァ/グロリアス・デイズ・アンド・ナイツ〜ア・ジャズ・メモワール』

今年1月に刊行された50年のキャリアを持つ写真家ハーブ・スニッツァの写真集『グロリアス・デイズ・アンド・ナイツ〜ア・ジャズ・メモワール』が再び脚光を浴びている。スニッツァは、フォト・ジャーナリストとして『ライフ』『ルック』『フォーチュン』などで活躍した後、ジャズ専門誌『メトロノーム』の写真部長から副編集長を務めた。ジャズの現場に係わったのは 1957年から1964年のおよそ8年間、NYに限られる。その間、彼が押さえたのは、ルイ・アームストロングからレスター・ヤング、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィスなど歴史に名を残したジャズ・ミュージシャンが多く、その中から85点を選んで写真集が編まれた。刊行は、ユニバーシティ・プレス・オブ・ミシシッピー。


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●10/23 ジェフ・コスグローヴ『Motian Sickness』リリース

ウエスト・ヴァージニア州シェファーズタウン在住のドラマー、ジェフ・コスグローヴがポール・モチアンの作品集『Motian Sickness』(Grizzley Music)をリリースした。タイトルはMotion Sickness(乗り物酔い)に掛けたもので、 3年半をかけたプロジェクト。モチアンから楽譜の提供やアドヴァイスを受けて制作されたものの、収録された演奏は病床にあったモチアンの耳には届かなかった模様。カルテットのメンバーは他に、マット・マネリ(ヴィオラ)、ジェイミー・メイズフィールド(マンドリン)、ジョン・ヘバート(ds)。

ジェフ・コスグローヴのインタヴューは;
http://www.jazztokyo.com/interview/interview99.html


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●10/26 米ダウンビート「リーダーズ・ポール 2011」発表

アメリカのジャズ専門誌「ダウンビート」が2011年度(第6回)「リーダーズ・ポール」(国際読者人気投票)の投票結果を発表した。読者が選ぶ「名声の殿堂」はアーマド・ジャマール(p)、年間最優秀ジャズ・アーチストには史上初めての女流、エスペランサ・スポールディング(b)、年間最優秀アルバムにはブラッド・メルドー(p)の『ライヴ・イン・マルシアック』(Nonesuch)がウィナーとなった。投票には世界各国から6,902名が参加した。

その他の主なウィナーは;
ビッグバンド:マリア・シュナイダー・オーケストラ
グループ:キース・ジャレット|ゲイリー・ピーコック|ジャック・ディジョネット
ソプラノサックス:ウェイン・ショーター
アルトサックス:フィル・ウッズ
テナーサックス:ジョシュア・レッドマン
バリトンサックス:ジェームズ・カーター
トランペット:ウィントン・マルサリス
トロンボーン:スティーヴ・ターレ
ピアノ:ブラッド・メルドー
ベース:クリスチャン・マクブライド
ドラムス:ジャック・ディジョネット
ギター:パット・メセニー

詳細は;
http://www.downbeat.com/default.asp?sect=stories&subsect=story_detail&sid=978


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●11/03『ジャズ・インサイド・マガジン』11月号刊行

11月号のカバー・ストーリーはジョージ・コールマン(ts)。コールマンはマイルス・バンドでの思い出を語り、有名な「1964年の解雇事件」について真相に迫っている。マイルスはシンガーだった彼の奥さんを口説いてコールマンをバンドに戻そうと必死だったという。ドラマーのコールマンJr.は「親父はマイルスにクビにされたのではなく、自分の意志で辞めたんだ」と親父の名誉回復を図っている。
最新号のハイライトのひとつはベテラン・サックス奏者ジェリー・ダジオンのインタヴュー。掲載されたパート1で、ダジオンは長いキャリアの中から、ベニー・グッドマン、サド・ジョーンズ、レッド・ノーヴォ、フランク・シナトラとの共演からさまざまなエピソードを語っている。

同誌のフリー・ダウンロードは;
http://jazzinsidemagazine.com/publications/guide/november-2011


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●11/09 ハービー・ハンコック クラシックを再開

2008年、クラシックのピアニスト、ラング・ラングと<ラプソディ・イン・ブルー>(ガーシュウィン)を共演したのをきっかけにハービー・ハンコックのクラシック回帰が続いている。ハンコックは11才の時に発表会でクラシックを数曲演奏した経験を持つ。10月22日にはトロントのマッセイ・ホールでマッセイ・ホール・オーケストラと、11月9日にはカルガリーのジャック・シンガー・コンサートホールでカルガリー・シンフォニック・オーケストラと<ラプソディ・イン・ブルー>を共演した。ハンコックは“クラシックのやり方”でインプロヴァイズの練習を続けているという。

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●11/17 デイヴィッド・マレイ 「ナット・キング・コールの夕べ」

11月17日、テナーサックスのデイヴィッド・マレイが、ナット・キング・コールがスペイン語とポルトガル語で歌った2枚のアルバム『コール・エスパニュール』と『モア・コール・エン・エスパニョール』に因むコンサートをニューヨーク大学で開いた。最新作『デイヴィッド・マレイ キューバン・アンサンブル/プレイズ・ナット・キング・コール〜エン・エスパニョール』(Motema Music)でマレイは半世紀以上前に制作されたコールの2枚のアルバムに取材、コンサートでマレイは、キューバのアンサンブルと共演、キューバ、メキシコ、プエルト・リコ、リオ・デ・ジャネイロ、ブエノス・アイレスなど中南米のメロディに焦点を当てた。

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●11/21 米教育文化省文化交流使節としてジャズ・カルテットを中蒙に派遣

米教育文化省はジャズ・アット・リンカーン・センターの協力を得て、中国、モンゴルと文化交流を図るためケイト・マッガリー・カルテットを文化使節として派遣することを11月21日発表した。このプログラム「ザ・リズム・ロード:アメリカン・ミュージック・アブロード」は2005年に開始され、すでに41アンサンブル、159人のミュージシャンが5大陸の100ヶ国以上を歴訪している。マッガリー・カルテットは100以上の応募者から選出され、中国(11.26~12.14)とモンゴル(12.15~21)で演奏する他、ワシントンDC、NYでも2度のお披露目コンサートを行う。

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●11/23 ポール・モチアン逝く

ジャズ・アルバムのクラシック、『ビル・エヴァンス・トリオ/サンデー・アフタヌーン・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(Riverside)などでコアなジャズ・ファン以外にも知られるドラマーのポール・モチアンが11月23日、白血病で闘病中、肺炎を併発して逝去した。モチアンは数年前に心臓血管のバイパス手術を受け、ツアーは控えていたがレコーディングやNYのクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」を中心に活躍していた。録音はSoulNote、ECM、WinterWinterに多い。ゲイリー・ピーコックを含むトリオ「テザード・ムーン」やヴィレッジ・ヴァンガードのライヴ盤など菊地雅章(p)との共演も多く、日本にも信奉者が多い。来日経験は、1968年5月の「チャールズ・ロイド・トリオ」以来、計10回(成田正氏の来日アーカイヴに拠る)。


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●12/05 カール・ベルガー「ストーン・ワークショップ・オーケストラ」2011最終公演

3月以来、ジョン・ゾーンが所有するNYのクラブ「ストーン」で毎週月曜日公演を行って来たカール・ベルガー(p,vib)率いる「ストーン・ワークショップ・オーケストラ」は、年内は12月5日を最終公演とし、2012年度は場所を変えて公演を継続するという。カール・ベルガーのコンセプトは、70年以来ウッドストックのクリエイティヴ・ミュージック・スタジオ(CMS)で追求してきたもので、エスニック・ミュージックとオーネット・コールマンやドン・チェリーの音楽を融合しようとするもので、インプロヴィゼーションを中心としながらもハーモニーを生み出そうとの試み。ベルガーのパートナー、イングリード・セルツォのヴォーカリゼーションとポエトリー・リーディングも重要な要素となる。メンバーの中には、ケンヤ・カワグチという尺八奏者の名が見える。(photo:courtesy of Jazz Promo Service)


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●1/21〜22 JLCOによる「ザ・ミュージック・オブ・カチャオ」

キューバ音楽の代表的なリズムのひとつである“マンボ”の創始者として知られるキューバのベーシスト/作曲家イスラエル“カチャオ”ロペス(1918~2008)の音楽を演奏するジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラの2夜。
音楽監督のウィントン・マルサリスに代わり、このプログラムに限り、“サルサ”の大立者ティト・プエンテやエディ・パルミエリのバンドを経てJLOCに入団したベーシストのカルロス・エンリケスがオーケストラを率いる。

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FIVE by FIVE 注目の新譜

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NEW4.29 '12

FIVE by FIVE
#900『Samuel Blaser/in Motion』(kind of blue) 悠 雅彦/ #901『北浪良佳/Love Me Tender』(Airplane) 望月由美/ #902『ワルツの革命〜モーツァルト、ランナー&J.シュトラウス1世:ダンス、ワルツ&ポルカ集』(ソニー・クラシカル)大木正純/ #903『ウェス・モンゴメリー/エコーズ・オブ・インディアナ・アヴェニュー』(Resonance/キング・インター)高谷秀司/ #904『『Sara Serpa Quintet/Mobile』(inner circle music)伏谷 佳代/ #905『橋爪亮督グループ/アコースティック・フルード』(クタイルサウンド・レコーズ)多田雅範/ #906『Dan Tepfer/Goldberg Variations/Variations』(Sunnyside Communications) 悠 雅彦/ #907(アーカイヴ篇)『Andreas Schmidt/Hommage à Tristano』(Konnex)|『Pieces for a Husky Puzzle』(Jazzwerkstatt) 伏谷佳代/
#908(アーカイヴ篇) 『Irina Karamarkovic Band/Songs from Kosovo』(GLM Music) 岡島豊樹/
#909(アーカイヴ篇)『Lou Reed|Laurie Anderson|John Zorn/The Stone: Issue Three』(Tzadik) 杉田誠一/
#910『MIZUHO & タイガー大越/Dear DUKE』(House Of Jazz) 稲岡邦弥
COLUMN
今月の論点:悠々自適 Vol.49 「ライヴ音楽食べある記 VII」悠 雅彦/ JAZZ meets 杉田誠一Vol.82「Morry Burns」/ Reflection of Music Vol.21「高瀬アキ」横井一江/ 撮っておきの音楽家たち #40「ビセンテ・アミーゴ」林 喜代種 / 世界音楽紀行(ふみくら)Vol.30「ピンク・マティーニの甘美で艶やかな香り...」G2us高谷秀司/ タガララジオ26「Classic Tracks 140 - 153」Niseko-Rossy Pi-Pikoe/ 及川公生の聴きどころチェック #141『クレア・マーティン & ケニー・バロン/トゥー・マッチ・イン・ラヴ・トゥ・ケア』(LINN/東京エムプラス)/ 「知名定男さん、引退宣言はまだ早い」本郷 泉/ 特別寄稿:「From Russia with Jazz」フランソワ・キャリエール/ 新連載:「オスロに学ぶ」田中鮎美
INTERVIEW
#103「レオナルド・パブコヴィッチ」 (Moon June レコード主宰) 須藤伸義/
#104「ロベルト・マゾッティ」(フォトグラファー)稲岡邦弥
CONCERT/LIVE REPORT
#413「パウル・バドゥラ=スコダ/ピアノ・リサイタル」佐伯ふみ/ #414「原田英代連続演奏会 SERIES 作曲家の絆 Vol.1/ボロディン弦楽四重奏団&原田英代」佐伯ふみ/ #415「東京フィルハーモニー交響楽団/第68回東京オペラシティ定期シリーズ/広上淳一/黛敏郎4大傑作」伏谷佳代/ #416「プラハ・フィルハーモニア管弦楽団東京公演」丘山万里子/ #417「東京フィルハーモニー交響楽団第813回オーチャード定期演奏会/山田和樹/小山実稚恵」伏谷佳代/ #418「東京・春・音楽祭 ふたつの《四季》〜ヴィヴァルディ&ピアソラ」 佐伯ふみ/ #419「Jazz & Photo Talk 1961~2012」稲岡邦弥/ #420「坂田明 7 Days@Bitches Brew 白楽/第2夜 坂田明 vs 坂田学」稲岡邦弥
EVENT
JapzItaly〜東日本大震災と福島原発事故による被災児童支援のための日伊ジャズ・エイド

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