今回から、レーベルがワーナー・ブラザースからノンサッチ・レコードに移ったわけだけど、今回のレーベル移動に関して、僕が嬉しかったのは、こちらは変わらずに、何も事を起こさずに、僕が敬愛している一番の親友のボブ・ハーウィッツ、ノンサッチのヘッドと、また手を組むことになったことだ。彼が、メセニー・プロダクションの作品すべてを、今回のワーナーのリストラによって、扱うことになった。それはワーナーや僕たち以外のファンには大して興味もない話だろうけど。
ボブやノンサッチと仕事をして素晴らしいと思うのは、僕がいつも闘って作ってきたCDのアートワークを彼らが担ってくれること。つまり、音楽にふさわしいユニークで美しい興味深いパッケージを作ってくれること。今回の音楽の要は、時間による変化なので、つまり、まず基本の素材を提示する前提があって、そこからみんなの耳元で時間をかけて拡張展開していく音楽ということなので、それを反映するアートワークでなくてはいけない。だから、カバー自身もいろいろあっていいと思うし、そのカバーそのものも、アートや写真が幾通りもの見方で見ることができる、ようなね。