UPDATED 03.27.2005
INTERVIEW
vol.16
MONK'S CASINO (Intakt CD 100)

♪  グローブ・ユニティ・オーケストラは継続している

KY:以前、もう10年くらい前になると思いますが、インタビューをさせて頂いた時に、グローブ・ユニティ・オーケストラ(GUO)はもはや歴史上のオーケストラだということをおっしゃっていたような記憶があります。しかし、今世紀に入ってから再びGUOでの活動を再開しているようですが、どのようないきさつがあったのでしょうか。
AVS:自分自身で活動を再開させようとしたのではなくって、幾つかのリクエストから再開することになったんだ。確かに歴史上のオーケストラではある。だが、その歴史は終わったわけではない。我々は生き延びてきたし、活動は続いている。86年頃から長いブランクがあったのだが、2002年にそれは起こったんですよ。生き返ったんだ。アーヘンに呼ばれたんだ。それを西ドイツラジオが録音し、スイスのインタクト・レコードがそれを発売した。その後、イギリスなどに呼ばれカムバックすることになった。スイスでコンサートを行い、ドイツでも。来年の8月5日、ポルトガルのリスボンのフェスティヴァルにも呼ばれている。
KY:メンバーは以前と同じなのですか。
AVS:少しは変わりましたよ。何人かは亡くなりましたからね。できるだけ、ずっとやってきたメンバーとやりたいとは思っています。私のトリオのメンバーでもあるエヴァン・パーカー、ポール・ローヴェンス、他にゲルト・デュディック、マンフレッド・ショーフ。来年の8月のコンサートではルディ・マハールも入れようと思っています。今はベース奏者がいません。ペーター・コヴァルトもブッシ・ニーベルガルも亡くなってしまいましたから。二人のドラマー、ポール・ローヴェンスとポール・リットンはいますけれど。それが、大きな違いでしょうか。
KY:現在はどのような作品を演奏なさっているのですか。それとも即興演奏ですか。
AVS:80年代からのフリー・インプロヴィゼーションの方向性を引き継いでいる。GUOで20年以上やってきたわけだから、長い年月の中で発展形成してきたものがあるんだ。だから、コンサートでのパフォーマンスでのフォームは確立されたものがある。インスタント・コンポジションと比べることが出来るかな。作品を演奏するということはやっていない。演奏前にひとこと言うだけで、ステージで演奏する。全て即興だ。
KY:つまりGUOはインプロヴィゼーション・オーケストラと言っていいのでしょうか。
AVS:そう言ってもらって構わないよ。


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