UPDATED 05.06.2006
ジャズでめぐるニューヨーク 充実のミュージシャン&クラブ・ガイド
タイトル:『ジャズでめぐるニューヨーク —充実のミュージシャン&クラブ・ガイド』
著 者:常盤武彦
出版社:角川oneテーマ21/角川書店
初 版:2006年4月10日
定 価:886円(税別)

腰巻コピー:
ジャズはライヴで聴け
初心者にも安心の厳選された35の音楽スポットとジャズの楽しみを倍増させる6つのストーリー

著者はNY在住の写真家・音楽ライター。移住から18年間、ジャズのメッカ、ニューヨークに身を置き、みずから観・聴(見・聞きではなく)き、写し撮ってきた文字通り本場のジャズの有りようを今の視点でヴィヴィッドに紹介する。
腰巻に「CDのみでジャズを語るなかれ」とあるように、本書では著者が自身で体験した90年代以降のジャズシーンをキーマンを軸に解説しているが、現地で生のジャズに接する機会の少ないわれわれにとってはまさに待望の書である。内容は大きく6つのテーマで章立されており、現在の主流を成す「ウィントン・マルサリスとジャズ・アット・リンカーン・センター」からダウンタウンの「アンダーグラウンド」まで、「歴史を創ってきた者から松明(たいまつ)を受け継いだ者」まで、「スポットライトを浴びる者」から「バックヤードで業界を支える者」まで360°目配りの利いた編集がじつに鮮やかである。ふんだんに盛り込まれた写真がさらに説得力を増し、明日にでも現地に飛びたい衝動を抑えるのが困難なほど。代表的なジャズ・クラブ35店が紹介されているが、転変が激しいので出発に先立ちネットなどで再確認が必要である。 JT (稲岡邦弥)

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