タイトル:『ブルースの魂〜白いアメリカの黒い音楽』
著 者:リロイ・ジョーンズ
訳 者:上林澄雄
初 版:昭和40年12月1日
出版社:音楽之友社
定 価:¥500
65年の刊行以来、アメリカのオリジナル・ミュージック(ブルース〜ジャズ)を語る上で欠かせない名著として版を重ねてきたが、最近、飯野友幸という訳者を得て、『ブルース・ピープル』と原題に名を戻し40年振りに新訳が発売された。
著者のリロイ・ジョーンズは、1934年ニュージャージー州ニューアークの生まれ。詩人、劇作家、小説家として20世紀アメリカを代表するひとり。
本書では、奴隷としてアメリカに輸入されたアフリカ人の、奴隷解放を経て大きく変化するアメリカにおける立場・地位とブルースからジャズに至る黒人音楽の関連性を、さまざまな歌詞や文献を引用しながら解明していく。黒人作家として幾分偏向しているとみられなくもない箇所もあるにはあるが、強力な説得力に読後の充実感は並々ならぬものがある。
悠雅彦氏の最新の
「往復メール」(#6) に書かれている流れは、本書にあたることで大いに納得されるのだ。
JT
(稲岡)
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