『ACTIS FURIOSO/"Avanti Popolo!" Live』

Splasc(H) Records CDH966.2

Luca Clabrese(tp), Marco Rigoletti(tp), Gianpiero Malfatto(tb,tuba), Carlo Actis Dato(ts,bs,bcl), Piero Pnzo(as,cl), Beppe Di Filippo(ss, as, ts), "il mostro" Pino Romeo(bs, bass sax), "Salvatore" Enrico Fazio(b), "Chiquitico" Ferdinando Despaigne(per), Fiorenzo Sordini(ds)

1) Perdasdefogu, 2) Mar Tirreno, 3) Oltremare, 4) Djoliba, 5) Haiti Serenade, 6) Le Poulet Televise, 7) Hotel Balima, 8) Portorico Smog, 9) Melanconico cha-cha
with an MPEG Video

All compositions by Carlo Actis Dato

Recorded live in Trino, Italy, 1 December 2004, except No.3, 8 & 9 recorded live on 16 November 2002 at the D'Jazz Festivak in Nerves, France

冬季オリンピックが開催され、日本での知名度も急上昇したイタリア第四の都市トリノ。カルロ・アクティス・ダトはそこで生まれ、音楽活動を始め、今も近郊の街に住む。カルテットなど幾つもの自身のプロジェクトを持つ傍ら、ピノ・ミナフラのイタリアン・インスタビレ・オーケストラやスッド・アンサンブルのメンバーとしても八面六臂の活躍をするマルチ・リード奏者だ。特にバリトン・サックスの演奏の評価は高く、アメリカのジャズ雑誌のリーダース・ポールに上がったことも。モダンジャズからフリーを通過し、アンソニー・ブラクストンやムハール・リチャード・エイブラムスなどの音楽にも影響を受け、即興演奏では循環呼吸法などを用いたレベルの高い演奏を聞かせる。何度か来日しており佐藤允彦や梅津和時との共演盤もある。
本作はアクティス・ダトの新しいプロジェクト“ACTIS FURIOSO”のCD。さまざまな異文化が行き来した地中海、ジャズもその空気に晒されると色彩が変化する。彼の音楽にはアフリカ、バルカン、トルコ、カリブなどの音楽要素が溶け込んでいる。バンダの歴史がある国ならではの表情豊かなブラス・アンサンブル、さながらイタリア版“ブラス・ファンタジー”。パッショネイトでイマジナティヴ、コンメディア・デッラルテ的なユーモアのセンスも感じられる。曲の中から≪ラプソディ・イン・ブルー≫のかの有名なフレーズがトツゼン飛び出したのはご愛敬か、思わず笑ってしまった。
地中海ジャズというのがあるのなら、まさにこれだ。JT
(横井一江)

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