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『Bernard Lubat/Vive L'Amusique』
LABELUZ (www.uzeste.com) ● Bernard Lubat(p, acc, per, etc.) ● DVD+CD ● 1 - Comment c'est ? 2 - Il jouait du piano des deux bouts 3 - Neit in Uzestois 4 - La table d'écoute 5 - Macdominable 6 - Le CDJA 7 - Il faut que ça saute ! 8 - Mes nuits blanches 9 - La batterie est en danger ! 10 - Le désaccordéoniste 11 - Tam t'enfantine de cuisine gasoncubine ● Recorded in Paris(2003) and Uzeste(2003 & 2004) 来日したメールス・ジャズ祭の元音楽監督ブーカルト・へネンと雑談をしていた時のことだ。話がどこでどう転んだのか、彼はガスコーニュの小さな村で開催される音楽祭とその主催者であるミュゼット・アコーデオンの名手について語りはじめた。フランスといっても実は多様で、幾つもの地域語とそれぞれの地域文化が存在するように、音楽もまた多元的な広がりを持つ。 その音楽家は、ベルナール・リュバ。アコーデオン奏者であるが、実は多彩な音楽歴をもつ人物だ。ボルドーの音楽院でピアノを学び、パリのコンセルヴァトアールでは打楽器部門第一位。ヴァイブも弾けば、独特のボイス・パフォーマンスもやる。スタン・ゲッツなどと共演し、“ダブル・シックス・オブ・パリ”にも参加。かと思えば、ルチアーノ・ベリオなどの現代音楽作品も演奏、フリージャズにも手を染め、時代時代のあらゆる進歩的な音楽に連動。そして、1977年 “コンパニー・リュバ”を結成、さまざまなミュージシャンと共演を重ねている。 また、彼が生まれ故郷のユゼストで夏に音楽祭を行っていることはつとに有名。もう四半世紀以上続いており、音楽家だけではなく詩人なども参加、芸術祭的な側面も持つ。ミッシェル・ポルタルやルイ・スクラヴィスといった一流どころもお金ではなく、リュバと共演、または“リュバの音楽祭”に出ることを楽しみにやってくるという。 リュバは、その生き様を含めて『前衛』という言葉がピッタリくる音楽家だ。その存在感の大きさとは対照的に寡作だが、今年自主レーベルから新作(CD+DVD)がリリースされた。今回はDVDがあるのがなんとも嬉しい。リュバの多彩なパフォーマンスの本当の面白さは、やはり観ないとわからない。ピアノあり、ドラムあり、ラップ的なスキャット風ヴォイスあり。アブストラクトなサウンドと思えば、ジャズやシャンソンの作品をモチーフとする。多種多様なステージは観る者を飽きさせない。 このように資本主義的商品原理とは無縁のところで生きているリュバのような音楽家がいるところがフランスの真の豊かさである。 JT (横井一江)
注1:国内のレコード店で取り扱っているかどうかは不明ですが、仏独のアマゾン、フランスのCD通販サイトなどで購入できます。 注2:DVDは録画方式の関係上、通常のDVDプレイヤーでは見れませんが、パソコンでは見られます。ただし、全ての機種で可能かどうかはわかりません。 |